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【ツイストラル】
私と遊馬のデュエルが始まった。
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【ツイストラル】
私と遊馬のデュエルが始まった。遊馬は先攻第1ターン、《ガガガマジシャン》を召喚。
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【ツイストラル】
さらに手札の《増援》を使い、《トラブル・ダイバー》を手札に加え、魔法か罠のどちらか1枚をフィールドに伏せてターンを終えた。
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【ツイストラル】
ここからは私のターンだ……!
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【ツイストラル】
デュエルとは、ドロー、スタンバイ、メイン、(バトル、メイン、)エンドを繰り返し、それをお互いにこなすのだったな。
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【遊星】
ああ、まずドローフェイズ、デッキの一番上カード1枚を手札に加える。
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【遊星】
ああ、まずドローフェイズ、デッキの一番上カード1枚を手札に加える。相手に見せないように気をつけるんだ。
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【ツイストラル】
(先ほど遊馬がやろうとしていたのはこれだったのか。)
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【ツイストラル】
(先ほど遊馬がやろうとしていたのはこれだったのか。)
ドロー!
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【ツイストラル】
スタンバイフェイズだが、効果を処理すべきカードがないので何もしない。
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【ツイストラル】
スタンバイフェイズだが、効果を処理すべきカードがないので何もしない。メインフェイズだ。
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【遊星】
そのメインフェイズだが、モンスターの召喚について付け足しておくことが3つある。
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【ツイストラル】
何だ。
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【遊星】
まず、モンスターを手札から出す場合、2通りの選択肢があるということだ。
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【遊星】
1つは、表側縦向きで出す「召喚」、もう1つは、裏側横向きで出す「セット」だ。
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【遊星】
バトルフェイズでは文字通りモンスターがバトルを行うが、召喚した場合は攻撃力が、セットした場合は守備力がバトルで使用される。
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【遊星】
具体的なバトルのしかたは後で教えるが、攻撃力が高いモンスターは召喚、守備力が高いモンスターはセット、
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【遊星】
どちらも高くないモンスターはセットした方がいいことが多い。
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【遊星】
どちらも高くないモンスターはセットした方がいいことが多い。そして、召喚とセットをまとめて「通常召喚」と呼ぶ。
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【ツイストラル】
では2つ目の注意点は何だ。
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【遊星】
一部のモンスターは通常召喚の条件がある。
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【遊星】
《カース・オブ・ドラゴン》などのレベル5モンスターは、レベル4の《ガガガマジシャン》と違い、無条件で通常召喚することはできない。
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【遊星】
レベル5・6のモンスターを召喚する場合は、自分フィールドのモンスター1体をリリースし、墓地へ送らなければならないんだ。
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【遊星】
そして《ブラック・マジシャン》のようなレベル7以上のモンスターを通常召喚する場合は、自分フィールドのモンスターを2体リリースし、墓地へ送る必要がある。
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【ツイストラル】
なるほど。
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【ツイストラル】
なるほど。では最後の注意点を教えてくれ。
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【遊星】
通常召喚は、ターンごとに1回しか行えない。
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【遊星】
通常召喚は、ターンごとに1回しか行えない。より正確を期すならば、「自分の」ターンごとに1回しか行えない。
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【遊星】
召喚かセットができる(通常召喚)、
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【遊星】
召喚かセットができる(通常召喚)、レベルの高いモンスターの通常召喚にはリリースが必要、
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【遊星】
召喚かセットができる(通常召喚)、レベルの高いモンスターの通常召喚にはリリースが必要、通常召喚は1ターンに1度だけ。
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【遊星】
この3点を意識して行動してみてくれ。
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【ツイストラル】
了解した。
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【ツイストラル】
(相手フィールドには、召喚された《ガガガマジシャン》がいる。
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【ツイストラル】
(相手フィールドには、召喚された《ガガガマジシャン》がいる。召喚されたモンスターは、バトルの時に攻撃力を使用する。)
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【ツイストラル】
(《ガガガマジシャン》の攻撃力は1500。)
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【ツイストラル】
(つまり、攻撃力が1500よりも大きいモンスターを召喚するか、守備力が1500よりも大きいモンスターをセットすれば、私が有利になりそうだな。)
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【ツイストラル】
(バトルの説明を具体的に受けたわけではないが、おそらくそういうことなのだろう。)
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【ツイストラル】
(バトルの説明を具体的に受けたわけではないが、おそらくそういうことなのだろう。)
私は《ジェネクス・ニュートロン》を召喚。
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【遊星】
いいぞ、攻撃力1800のモンスターか。
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【遊馬】
げぇっ!強いカード持ってんじゃねーかよぉ!
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【ツイストラル】
私が強いのではない。
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【ツイストラル】
私が強いのではない。借り物のデッキが強いだけだ。
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【ツイストラル】
私のターンから、バトルフェイズに入れるのだったな。
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【ツイストラル】
私のターンから、バトルフェイズに入れるのだったな。いよいよ君との真剣勝負だ。
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【ツイストラル】
私のターンから、バトルフェイズに入れるのだったな。いよいよ君との真剣勝負だ。バトルフェイズ!
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【遊馬】
おう!勝負だツイストラル!
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【遊星】
ターンがフェイズに分かれているのと同じように、バトルフェイズも複数のステップに分かれている。
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【遊星】
バトルフェイズに入って最初に行うステップが、スタートステップだ。
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【遊星】
バトルフェイズに入って最初に行うステップが、スタートステップだ。「バトルフェイズ開始時~」と書かれた効果を処理する。
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【遊星】
今は当てはまるカードがないから、そのまま続けるんだ。
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【遊星】
その次のステップがバトルステップだ。
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【遊星】
その次のステップがバトルステップだ。自分のモンスターで、どの相手モンスターを攻撃するのかを指定するステップだ。
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【遊星】
その次のステップがバトルステップだ。自分のモンスターで、どの相手モンスターを攻撃するのかを指定するステップだ。さぁ、どのモンスターを攻撃する?
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【ツイストラル】
ふっ、遊馬のフィールドには《ガガガマジシャン》のみ。
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【ツイストラル】
ふっ、遊馬のフィールドには《ガガガマジシャン》のみ。いや、手札の《トラブル・ダイバー》を攻撃するべきか……?
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【遊馬】
おいおい!俺のフィールドのモンスターにしか攻撃できねーよお!
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【ツイストラル】
なんだそうなのか。
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【ツイストラル】
なんだそうなのか。ならば《ジェネクス・ニュートロン》で、当然《ガガガマジシャン》を攻撃!
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【遊星】
攻撃する自分のモンスターと、攻撃を向ける相手モンスターを決めたら、次はダメージステップだ。
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【遊星】
このダメージステップでは、《ジェネクス・ニュートロン》と《ガガガマジシャン》が戦闘することになる。
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【遊星】
召喚されたモンスター同士が戦闘する場合、その攻撃力を比べ、高い方が勝ち、低い方が負けとなる。
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【遊星】
攻撃力1800の《ジェネクス・ニュートロン》の方が、攻撃力1500の《ガガガマジシャン》よりも強いから、《ジェネクス・ニュートロン》の勝ちだな。
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【遊星】
負けたモンスターは破壊され、負けたモンスターで戦ったプレイヤーは、攻撃力の差だけダメージを受ける。
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【遊馬】8000→7700
うわあああああ!初心者相手に、先に7700までライフを削られちまった!
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【遊星】
そして、破壊されたモンスターは墓地へ送られる。
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【遊星】
そして、破壊されたモンスターは墓地へ送られる。これが攻撃表示モンスター同士の戦闘だ。
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【ツイストラル】
攻撃表示?
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【遊星】
縦向きでフィールドにいるモンスターは攻撃表示、
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【遊星】
縦向きでフィールドにいるモンスターは攻撃表示、
横向きでフィールドにいるモンスターは守備表示という。
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【遊星】
つまり、召喚されたモンスターは攻撃表示で、セットされたモンスターは守備表示で存在していることになる。
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【遊星】
攻撃表示のモンスターが戦闘する時は攻撃力が、守備表示のモンスターが戦闘する時は守備力が参照される。
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【遊星】
攻撃力の高いモンスターを召喚して、守備力の高いモンスターをセットした方がいいと言ったのは、そういう理由からだ。
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【ツイストラル】
なるほど。
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【ツイストラル】
なるほど。これでダメージステップは終わりか?
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【遊星】
ああ。
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【遊星】
ああ。ダメージステップが終わったら、バトルステップに戻る。
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【遊星】
まだこのバトルフェイズ中に攻撃していないモンスターを使って、更に攻撃できるんだ。
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【ツイストラル】
まだ攻撃していないモンスターはいないな。
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【ツイストラル】
まだ攻撃していないモンスターはいないな。私のバトルはこれで終了だ。
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【遊星】
バトルフェイズが終わると、最後のステップ、エンドステップに移る。
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【遊星】
「バトルフェイズ終了時~」と書かれた効果をここで処理するんだ。
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【遊星】
バトルフェイズが終わったら、もう1度メインフェイズを行う。
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【遊星】
バトルフェイズが終わったら、もう1度メインフェイズを行う。バトル前を「メインフェイズ1」、バトル後を「メインフェイズ2」と言うんだ。
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【遊星】
多くの場合、このメインフェイズ2で魔法・罠カードをセットするといい。
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【ツイストラル】
ならば私は、カードを2枚伏せる。
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【ツイストラル】
ならば私は、カードを2枚伏せる。メインフェイズ2を終了しよう。
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【ツイストラル】
私のエンドフェイズ、これですることは……ん?
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【ツイストラル】
このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから機械族チューナー1体を手札に加える……。
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【遊星】
よく気がついたな。
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【遊星】
よく気がついたな。エンドフェイズには「エンドフェイズに~」と書かれた効果が使える。
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【遊星】
この《ジェネクス・ニュートロン》のように「発動できる」と書かれたモンスター効果は、発動するかしないかを、使い手が決められるんだ。
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【遊星】
対して「発動する」と書かれたモンスター効果は、勝手に発動してしまう。
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【遊星】
対して「発動する」と書かれたモンスター効果は、勝手に発動してしまう。使い手の意思で止めることはできないんだ。
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【遊星】
さぁ、罠カード以外のことはひと通り教えたから、効果を使ってみるんだ。
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【ツイストラル】
なるほど。
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【ツイストラル】
なるほど。では私は《ジェネクス・ニュートロン》の効果を発動。
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【ツイストラル】
なるほど。では私は《ジェネクス・ニュートロン》の効果を発動。デッキから機械族チューナー1体を手札に加える。
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【ツイストラル】
(いろいろなモンスターがいるようだが、攻撃力か守備力の高いモンスターがよさそうだな。)
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【ツイストラル】
(いろいろなモンスターがいるようだが、攻撃力か守備力の高いモンスターがよさそうだな。)
私が加える機械族チューナーはこれだ。
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【ツイストラル】
《ガガガマジシャン》にはわずかに及ばないが、既に《ガガガマジシャン》は倒している。何の問題もない。
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【遊馬】
チューナー……?
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【ツイストラル】
遊馬。
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【遊馬】
……。
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【ツイストラル】
遊馬!
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【遊馬】
え?
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【遊馬】
え?あ、おう!何か質問か!?
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【ツイストラル】
ターンエンドだ。
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【遊馬】
お、おお!よし、俺のターンだな!
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【遊馬】
デュエルの流れはつかめたみたいだから、ここからは本気で行くぜ!